Stand with Japan in KORIYAMA, FUKUSHIMA




日本はまた余震が続く中、不安な毎日を送っておられることでしょう、、、、。


ニューヨークに戻ってきて3日目。

NYでのチャリテイーコンサートの翌々日、日本に出発しました。
滞在中はミステリオテイーンズのみんな、仲好しの友達たち、そして家族との充実のあっという間の1週間でした。

今回は、あるミステリオキャンパーのお母さまの紹介で、慶応義塾大学病院小児科講師の渡辺久子先生との運命的な出会いがありました。

久子先生は、これまで多くの子どもたち、そしてその親御さんと真っ正面から向き合ってこられた、大きなオーラーを持った、愛に包まれたすばらしい先生。

その先生とご一緒に、先生のお友達の作家・柳田邦男先生や画家として活躍されている先生の奥様、写真家のお嬢様、久子先生の門下生で現在は小児科の先生しておられるドクターお二人、元気いっぱい太陽のようなアーチスト・山本愛香さんと、9日福島県郡山市の被災地を訪問する機会を与えていただきました。

今回は、先生たちが震災の後にすぐに行動をおこし、郡山市と一緒になって立ち上げられた、『震災後子どものこころのケアプロジェクト』の1回目の講演会のために、私もMSTERIO&HappyDollとしてご一緒することになったのです。(この日の午後に行われた講演会の様子は、次のブログに書くことにしますね。)

那須塩原駅から乗ったタクシーのドライバーさん、”みなさんが行かれるこのビックパレットは他の被災地と比べたら、とても恵まれた環境の所なんですよ”と。高速道路は地震のために、でこぼこ。福島県に入ると、瓦が落ちた屋根の家だらけ。郡山に近づくにつれて、だんだん心臓の鼓動が早くなっていく自分を感じました。

被災地までタクシーで1時間半、ビックパレットという東京ドームのように立派なイベント会場が被災地に。地元菊地医院の副院長をされている、菊地先生の暖かい笑顔のウェルカムで、まず中の見学から。菊地先生も渡辺先生の門下生。(写真はビックパレット内の子どもの遊び場、支援物受取場)

そこには、ずっとテレビの画面でしか見たことがなかった現実がありました。どこまでも続く広く大きな場所に数えきれない大勢の方たちが、身を寄せ合って生活している姿がありました。私が今まで見た事がない日本がありました。

恵まれた環境と聞いていたのに、膝ががくがくとぬけてくる。なんと声をかけたらいいのだろう、胸にこみあげてくるのは、怒りと矛盾、私がこんなところで泣いてはいけない、と涙をこらえていても、とめることのできない涙。

そんな中、フト、心が安らいだ瞬間がありました。それは無邪気に遊ぶ子どもたちの姿や、お母さんが子どもをだっこしている姿、赤ちゃんをあやしているお年寄りの姿、お父さんたちが、リンゴ1個、おにぎり1個、お茶のボトル1本を受けとるランチの列に並ぶ姿。ボランテイアーのドクターやナースたちが1人1人に声をかけている姿、そこには、みんなが一体となって生活している姿がありました。

その反面、お風呂に入るために長い列に並ぶ人たち、電話やコンピューターを使うために並ぶ人たち、メッセージボードに家族の安否確認のために、メッセージを書く人たち、いつ自分の家に帰れるのか、この先どうなるのか、大人たちは子どもたちの心の中とどう向き合っていくのか、計り知れない不安な姿も垣間みました。

被災地のある10才の女の子が語ります、”私はきっと結婚できないと思う、だって福島出身だから”。男の子も語ります、”自分が福島出身ということはヒミツにしないといけない”と。

これが、今、小さな子どもたちが感じていること。みにくい、悲しい、福島の人たちに対して、すでにこんな差別がある、なんと愚かなことでしょう。

実際にできることがない、と感じているみなさん、私達にできることはたくさんあります。こんな気持ちを持った子どもたちが、1人もいなくなるようにする為に、私達が、しっかりと、彼らを守ること。こんなひどいことを言う大人がいたら、それは違うと、真っ正面から立ち向かうこと。

語り合うこと、話し合うこと、思いやること、正しいことをきちんと伝えること、ここから始めなければならない。

ミステリオのスローガンはMake A Difference。今こそ、このMake A Difference をそれぞれが実行する時がやってきたと感じています。

このブログを通して、みんなとできることを考えていきたい。そしてミステリオのみなさんが、これからどんなに小さなことでもいいから、リーダーシップをとっていってほしい、と願っています。

私もNYからできることを、みなさんと一緒に考え、実行していきます。

この渡辺先生との出会いは、これからのミステリオにもたらす最大のMake A Differenceになると信じています。

口ずさんでほしい、ミステリオのテーマソング”あなたの一歩”を、みんなで唄ってほしいと、、、、。
秦まりこさんにもお会いしました、彼女も歌を通して音楽を通して、日本が少しでも元気になれるように、自分なりの活動を続けたいとおっしゃっていました。

私達にできるHelp to change the world. たくさんたくさんあると思うから!

あなたの一歩

作詞・作曲:秦 まりこ

1)

あなたがうまれて わたしがうまれて

奇跡がであった ありがとう、みんな

あなたがそこにいる わたしがここにいる

なにかがまってる あなたを、まってる

地球から見たらちいさいね

お空から見たらちょっぴりだね

そのちょっぴりからはじまるものは

いっぱいあるんだ

あなたの一歩が 出会いのはじまり

あなたの両手が 握手のはじまり

あなたの笑顔が 元気のはじまり

あなたのちょっとがいっぱいのはじまり

 

2)

あなたがうまれて わたしがうまれて

だれかとであった よろしくね、みんな

あなたが走る わたしが走る

なにかがはじまる できるよ、みんな

みえない一生懸命が きこえない精一杯が

どこかでだれかの

やくにたつことがあるんだよ

あなたの一歩が 仲間のはじまり

あなたの両手が 世界のはじまり

あなたの笑顔が 宇宙のはじまり

あなたのちょっとがいっぱいのはじまり

Make a Difference

たいせつなあなたの一歩

Help to change the world

あなたじゃなきゃ 

つくれない一歩

※くりかえし