Harmony 心をつなぐ歌

去年の暮れ、1月21日から日本で公開になるという映画、『ハーモニー 心をつなぐ歌』のサンプルDVDを、この映画の配給マーケテイング部にいる友人から是非見て欲しいと連絡をいただいた。

ニューヨークに戻ってきても、なかなか落ち着いて見る機会がなかったけれど、やっと一昨日、自分のPCコンピューターで見ることができた。

舞台は本当に実在するチョンジュ女子刑務所。ここで出産した受刑者は子どもが18ヵ月になるまで育てられる。この刑務所は、20歳から80歳まで約600人を収容する韓国で唯一の女子刑務所。その刑務所の中で、子供を産むある女性。その女性のアイデアにより合唱団が結成される。様々な罪をおかしてきた女性たちが、この合唱団により生きる目的を知る、そしてこの生まれた子供の成長を通して、彼らがどんどん変わっていく。合唱メンバーは週1度、3~4時間練習し、年1回外で公演を行っているという、実際にあったストーリーの映画化。


PCにDVDをいれて見る映画は、ある意味すっごく便利。だって映画館で見るわけじゃないから、つまらないと思った瞬間、すぐに見るのをやめることができる。だから、片手間に他のことをしながら画面に向かった。

始めのうちは、韓国映画特有の、比較的ゆっくりなテンポで展開されていく中で、子役の演技力にぐんぐんと魅かれていく。大人の役者さんも、そして気がつくと、どんどん自分が映画にのめり込んでいく感じ。

これってコメデイー?と思うほど、タッチは明るい。でもそのストーリーの深さ、母が子を思う気持ち、音楽が人の心を開いていくという過程に、涙がとまらない。同時に、なんとなくミステリオのサンターズのことを思い出した。

エンデイングには、もう涙でぐちゃぐちゃ。PCのスクリーンに移りだされた映像が、涙で見えなくなるほどだった。
音楽がまた感動的なんだなあ。最後に思ったこと、韓国語、話せるようになりたいなあっと。

ほんとよかった、映画館じゃなくて。泣くだけなけたから。

この映画を見た後、わかった偶然の話し。私の大好きな秦 万里子さんも、この映画の試写会を御覧になったのだという。そして、彼女のコメントも映画のパンフレットに載っているらしい。

そうそう、秦 万里子さんは去年のミステリオクリスマスパーテイーに、急にスケジュールがあいたからと、サプライズで突然いらしてくださったっけ。2曲も即興のお歌を披露してくださった上、ミステリオのオリジナルソングをみんなで唄うことができて最高だったなあ。

今日は、その貴重な彼女のコメントを全部公開! 万里子さんの感想を読めば、みんなきっとこの映画、見なきゃって思うはずだから。

ただいま映画、公開中。

『この映画にとって音楽とはなんなのでしょう。

人にはそれぞれ悩み、苦しみなどがあり、それを抱えて生きています。それは表面だけではわからないのだと、特に最近思っています。人間の数だけ感情があり、母親の数だけ想いがある。親にならないとわからない気持ち、子供であるから言えない気持ち、わかってほしい、わかるわけない、わかっていてもくやしい、わからないでいてほしい、まるで気持ちの嵐です。この交錯があって、それを乗り越えて行くのが生きて行くということ、愛しているからこそおこる葛藤や過ちを乗り越えていくのが生きて行くということ、それゆえの行動を見ただけで、あ~だこ~だ言う事などできないと最近よく思うのです。

この女子刑務所での服役者たちにもそれぞれのストーリーがあり、それは我々も同じです。私も北海道から九州までコーラス隊メンバーを現地で募り、三回現地におもむき練習、最後は現地での私のコンサートで歌って頂き、本番終了後解散という儚い命のコーラス隊を作って活動をしています。のべ参加人数は1300人を越えています。

バックグラウンドをお互い認め合いながら、感じながら、が、それとは関係なく一つのものを作り上げて行くのは容易な事ではありません。でもそこに、何かが生まれて行くのを私は何回も見てきました。それは音楽という目に見えない不確かなものが紡ぐ糸が、少しずつ編まれて形になっていくかのようです。

音楽にはそういう「心をつなぐ何か」があるのでしょうね。人様の事は簡単にわからないのが当たり前、その分からない者同士が隣り合い、音楽に向かう事で、なにかが生まれる、そしてそれを紡いで行く、仲間を作って行く、、、そこが音楽の不思議なところです。

愛すればこその切なさと気持ちの嵐と音楽の不思議が詰まった映画をみなさまにも是非みていただきたい!

秦 万里子(半径5メートルの日常を歌う音楽家)』




Am I lucky or WHAT!? - 私、今年はラッキーかも!?



昨年のちょうど今ごろのブログでも紹介した”初釜”の会。

今年もラッキーにことに、またご招待を受け、参加させていただきました。

お着物を来て参加した方たちも多い中、GOHEIのかっこいい紋付袴(もんつきはかま)姿に注目!

場所は、映画 ”母の道、娘の選択”の監督でもある宗偏流のお茶の先生・我謝京子さん=竹映庵 宗京
のご自宅にある、すばらしい茶室。ニューヨークにこんな素晴らしい茶室があることにビックリ。京子先生のお嬢さんはずっとミステリオに参加してくださっていましたが、去年の夏にめでたくミステリオキャンパーを卒業。

この素晴らしい席で、お茶をいただき、ミステリオをいつも応援してくださっているお料理研究家の山田玲子さん のお正月レシピーで、京子先生の腕をふるったおいしい茶懐石をごちそうになり、最後はビンゴゲームで盛り上がる盛り上がる!

普段、賞品や景品を当てることに全く縁のないこの私。ところが、、、、、、な、な、なんと、このビンゴゲームで大当たり商品はくばく社さんご提供のお酒、しかも一升瓶をゲットしてしまったのです。

そのあと、もう1本のお酒も誰かに当たるようにと、ビンゴ続行。すると、いやだ〜〜〜〜〜ん、私、また当たってしまったのです。

さすがに2本もいただく訳にはいかず、その後は、私を抜かしてビンゴの再開。

このいただいたラッキーなお酒の名前は、ふがく。山梨のそれはそれはおいしいお酒だそうです。こんなめでたいお酒は、1人で飲むのはもったいない。これは、絶対大勢で飲んだほうが楽しいはず。

そうだ、だったら新しくオープンしたての MSTERIO/HAPPYDOLLオフィスに持っていき、今後訪ねてくださるお客さまと、一緒に乾杯しちゃいましょう。

今年はとってもラッキーな年になる予感!!!!


WE MADE A DIFFERENCE on CHRISTMAS DAY - クリスマスの日のMake a Difference
















去年の12月25日のクリスマス、ミステリオ・サンターズと有志の中高生スマイリーズたちと共に、毎年恒例のホーム訪問に繰り出しました。

今回は、東京・世田谷の特別養護老人ホーム喜多見ホームへ。2010年最後を飾るMake A Differenceを、そして入居者やスタッフのみなさんと、それはそれは楽しく充実した時間となりました。

今年の訪問はクリスマスの日に当たったので、サンタさんにとっては、年に一番忙しい日。最後まで来てくれるかどうか心配しましたが、じゃ〜〜〜〜ん、サンタさんちゃ〜〜んと来てくれたんですよ、プレゼントを持って! 

今回は、よしこさんの紙芝居でスタート、そのあとにサンターズのダンス、サンタさんの登場、そして映画サウンドミュージックの中から、スマイリーズによるドレミの歌とエーデルワイズの合唱、最後は手と手をとりあって、みんなで”きよしこの夜”を唄っておしまい、というプログラム。

発足して8年目になったサンターズ。今回ものすご〜〜〜くうれしくびっくりしたことが起きたのです。

最後の最後、さようならを言う時になった瞬間、どこからともなく、”アンコール!”と威勢のよい元気な声が聞こえてきたと思ったら、次の瞬間、わあああああ〜〜〜〜〜っというものすごい大きな拍手の渦。

ええええーーー、過去8年間でアンコールのお声はいただいたことないし、どうしよう、と一瞬戸惑いと困惑を隠しきれない私達。だってーアンコール用の出し物がないんだもの。すると、どこからともなく、”もう一度踊ってっえ〜!” とより一層元気な声が聞こえてきたのです。

こんなに大勢の人生の大先輩たちが、私たちを待っていてくださった、そしてもう一度踊ってほしいと言ってくださった、、、、、これには感動したなあ。

10月から一生懸命練習してきたサンターズたち、アンコールの声のお陰で、23日のミステリオクリスマスパーテイー以外に、この訪問で2度も踊ることができたんですよ! よかったよかった、パチパチパチっ。 

最後に、元キャンパーの1人が今年サンターズとしてデビュー、訪問も初参加の現在ミステリオスタッフが、それは感激的な感想文を送ってくれたので、その一部をみなさんに披露したいと思います。

『私は今日、今までのクリスマスの中で一番幸せなクリスマスを過ごすことができました。初めての老人ホームへの訪問だったこともあって、どんな感じなのかとかも分らなくて、正直不安もあったんだけれど、本当に本当に素晴らしい時間でした。

最初はご老人の方も緊張というか、すごく表情とかも硬くて、笑顔とかも全然なくって、実は、”どうしようっ!みんなに元気をあげることできるのかな?”と思ったんです。でも、よしこさんの紙芝居やサンターズが踊ったり、サンタさんが来てプレゼントをあげたりしているうちに、本当にみるみるうちに、みんなの表情はもちろん、空気が全然変わってきて、さらにさらに、まさかのアンコールまで!!!本当に嬉しくて、涙が止まりませんでした。


私たちが元気をあげるどころか、本当に私たちがたくさんの元気をもらいましたよね!最後のお
別れの時間では声をかけてもあまり反応のない方でも、手を握ると私よりも強い力で握り返してくれたり、ありがとう、と声をかけてくれたり、初めの空気とはまるで違いました。

とても柔らかい雰囲気になったし、なによりみなさんが素敵な笑顔を見せてくださったことが、本当にうれしくてうれしくて仕方ありませんでした!

大好きな仲間と、こんなにも素敵な笑顔に囲まれて、こんなにも素敵な時間を過ごせて、私は本当に幸せだと感じました。』

We Made A Difference at Kitami Nursing Home on Christmas Day!

今日は時間をちょっとさか登って、、、、時は去年の12月25日のクリスマス。


ミステリオ・サンターズと有志の中高生スマイリーズたちと共に、毎年暮れに必ずホーム訪問を続けているミステリオの様子をお届けしましょう!

今回は、東京・世田谷の喜多見にある、特別養護老人ホーム喜多見ホームへ出向き、2010年最後を飾るMake A Differenceを入居者やスタッフのみなさんと一緒に、それは楽しい充実した時間を過ごすことができました。

当日訪問後に、ミステリオメンバー全員で記念撮影、ハイチーズ。


えっ、あの、むっちーが????


えええ、なになにっ。そうなんです、あのムッチーが、2011年1月からブログを始めたんです!


実は、ムッチー、60年間、絵日記風の手帳日記をつけているんですね、それも毎日

去年の暮れの旅行中の出来事。ふとした会話から、ムッチーも1月には82才になるし、若者にはまだまだ負けないだけの元気もあるんだし、文章を書くのは得意なんだし、ブログを書いてみたら?、ということになったのです。

最初は、”なんだ、そのブログって、だって、書いたって誰が読んでくれるんだ” とか、”知らない人にも読まれちゃうんだろ”、とか、最初はかなり心配そうだったムッチーも、テニスのプリンスの説明を一生懸命聞いた結果、”よし、じゃあやってみるよ、それが少しでも今の若い世代に役立つならな!” と。

そのかわり、適度に更新しないと人は読んでくれないよ、と言うと、”頑張るってみるよ” と想像以上にやる気満々。

始めは、たどたどしくキーボードをうつムッチー、半日かかって書いた原稿を掲載する前に、テニスのプリンスに添削してもらいながら、それはマジ真剣。

それから2週間経った今、ムッチーのブログ、寺子屋日記は順調です。

私達の知らないムッチーの姿が、どんどんわかってくるかも!

ムッチーの新しいチャンレジ、どうぞお楽しみに。今年のムッチーのMake A Differenceになるか、乞うご期待。

 

He is a REAL MSTERIO BABY!


新年早々、これはすっご〜〜〜〜く、うれしいニュースですよ!


数年前、ミステリオ・サマーキャンプでカウンセラーとして活躍してくれた Jun&Reika。キャンプ中は、子どもたちからも、こよなく愛され大人気だった2人は友情を深め、めでたく結婚にゴールイン。

結婚後、それはそれは幸せな生活を送っていた2人に、なんと12月8日、男の子が生まれました。名前は藍斗(あいと)くん。初のミステリオベービーの誕生です

藍斗くん、このお正月、お宮参りデビュー。家族の愛に育まれすくすくと育っていくことでしょう。おめでとう、Jun&Reika!!!!

ということは、、、、、あと6年たてば、ミステリオサマーキャンプに来てくれるかな?
Do you remember Jun and Reika? They came to MSTERIO summer camp as counselors few years ago. They were one of the most popular counselors as all the campers loved them so much.

Since they've met each other at MSTERIO, they've started dating and married.

THEN, they just had a baby boy on December 8th, 2010!!!!! His name is Aito.

This is such a happy news. I am hoping that in SIX years Aito will be able to participate MSTERIO as he is a truly MSTERIO BABY.

Congratulations, Jun & Reika!!!

Happy New Year! It is a NEW START.



HAPPY NEW YEAR!


去年の暮れから移動が多かったため、なかなかブログを更新できずに、気がつくともう1月9日。今年も楽しい話題をこのミステリオブログでお届けしたいと思います。ウサギ年にちなんで、ホップ、ステップ、ジャンプの年となるように。

去年のミステリオクリスマスショー&クリスマスの日、老人ホームに訪問した様子は、ゆっくりお伝えしていきますね。

今日は新年にちなんで、ワクワクニュースを1つみなさんにお届けします。

ミステリオも10才、10年後には、20才のバースデーを元気に迎えられるように、ミステリオ・オフィスを1月から新しくオープン、そして、、、、もう1つ、ミステリオの活動の他に、ハッピードール(非営利団体) を正式にニューヨークでスタートすることになりましたっ。

去年の11月1、5日&12月13日のブログで、Wonder Art Production の主宰者・高橋雅子さんが日本全国内でスタートなさったハッピードールプロジェクトのことを紹介しましたが、雅子さん達ともコラボレーションしながら、ニューヨークを発祥地に病気と闘う世界の子どもたちが作るドールに彼らの夢を託し、世界を旅させよう、という計画です。

この新しいオフィスで一緒に仕事をするメンバーは、ミステリオでもおなじみの、Yasuko-san& Nao。金曜日には雪の中、ミステリオグッズやプログラムのデザインしてくださっているRieさんも手伝ってくださり無事引っ越し完了! 

今度のオフィスのロケーションは、以前一番長く住んでいたアパートの近く。その辺を歩くだけで、懐かしい気持ちでいっぱい。よく通ったダイナーレストラン・ユートピア(2008年の12月8日ブログでも紹介)にも、また行けるようになる、この喜び!

新年にふさわしい新しいスタートです、どうぞ遊びに来てくださいっ。
2095 Broadway, Suite 506, NY NY 10023 USA
写真は、引っ越し完了後のNao, Yasuko-san, Rie-san、オフィスドアのサイン

Last Weekend before MSTERIO Christmas Party


ここのところ、ものすごい寒 さのニューヨーク。


東京は、もう少し暖かいといいなあ。

今週の週末は、いよいよサンターズとサウンド・ミステリオ・ミュージックの最終リハーサル。

期待に胸をワクワクさせながら、明日日本に向かいます。金曜日の夕方に到着するので、週末のリハーサルには、皆んなの顔を見に行きますよ!!!
23日のミステリオクリスマスパーテイー本番まであと1週間。サンターズやミュージカル再演チーム達、ガンバってね。

Christmas Tree Trimming Party


クリスマスシーズンが近づくと、パーテイーにおよばれする回数も増える中、"Please join us for a Tree Trimming Party" という招待状が目立ちます。

このTree Trimming Partyとは、一体なんぞや?? では、まず英語で『Trimming』の意味はを調べてみると、整理・整頓とか写真をトリミングするとか、切り取るとか、刈り取るとか、、、、。Tree は木、ということは木を刈り取るパーテイー、いやあそれは変でしょ。待てよ、もう1つ意味を見つけました。”飾り付けする”という意味。


ってことは、そうか、ツリーの飾り付けのパーテイーってことだ。

ニューヨークの街角には12月になると、24時間クリスマスツリーが路上で販売され、それぞれのお家の大きさに合わせてツリーの高さを吟味(ぎんみ)しながら買っていく人たちの姿をたくさん見かけます。

えっちらおっちら、かついでそれぞれの家に運ばれたツリーに、みんなで集まってデコレーションをしましょうと、招待された人たちは1人1つのOrnament (クリスマスツリー用のデコレーション)をプレゼントとして持っていく、というのが、このTree Trimming Partyの目的なのですね。

今月すでに4回およばれしたTree Trimming Partyの中で、昨日招かれたTrimming Partyが、最も思い出に残る時間となりました。このパーテイーの主催者Sallyとはゴルフを通じて知り合ったお友達。ご主人のPaulもゴルフが大好きで、時々Joshと4人でプレーすることもありました。

ところがこの春、Sally&Paulは2人でゴルフのプレー中、Paulが心臓発作を起しゴルフ場で天国に召されてしまったのです。あまりの突然の悲しい出来事に、私達ゴルフ仲間も大ショック。

Sallyが一番大好きな季節がクリスマス、この時期にツリーを飾ることをずっとこばんでいた彼女から、天国に召された主人がきっと見ていてくれると思うから、仲好しのガールフレンドと一緒にTree Trmming Party をすることにしました、という連絡をもらったのが2週間前。

その代わり、今まで集めたデコレーションには、2人の思い出がたくさんありすぎるから、今年は全部新しいデコレーションで飾り付けをしたい、というSallyの想いを大切に、仲好し達が40名集まりました。

正直、彼女の家に着くまでパーテイーが実現するか不安でした。そのくらい、彼女の悲しみが大きかったから。

当日、明るい笑顔で迎えてくれた Sally。集まった全員一人一人に、Hug=ハグをしながら ”私のソバにいてくれてありがとう。”と言う彼女の目には、ひとしずくの涙が、、、。

クリスマスライトが灯されただけの、何もついていない大きなクリスマスツリーに、ゆっくりと1つ1つOrnamentがSally の手で飾られていく姿を見て、私達も思わずもらい泣きしてしまいました。

40個のOrnamentが飾られたツリーから、たくさんの愛を感じました。

もう大丈夫、Sally は、きっと元気にメリークリスマスを迎えられると思います。

Happy Holidays Happy Doll!




11月1日11月5日のブログに、Miracle=奇跡が起きたと言ってもいいほどの、すごい出来事がNYであったことは、すでにお伝えしてありましたね。

Happy Doll Projectこのプロジェクトを日本でスタートしたワンダーアートプロダクションの高橋雅子さん&ステキなスタッフの皆さんの力があつまって、銀座の和光のショーウィンドーにHappy Doll Projectのデイスプレーが、25日のクリスマスまで飾ってあります。

今年1年、病院や介護施設を雅子さん達が自ら訪問し、みんなと一緒に作った450体のHappy Dollが、まるで天使に守られているかのように美しく飾ってあるよと、すでに見に行ったミステリオの仲間たちが教えてくれました。この中には、もちろん、NYで作られたHappy Dollも仲間入り

あるキャンパーからはこんなメッセージが届きました。『元気が出る人形ばかりでした。一つ、一つ素晴らしい人形が集まって飾られるとさらに素晴らしくなると感じました。人形に込められた思いがみんなに見られて嬉しそうだと思いました。』

ハッピードールと一緒に、クリスマスの気分をエンジョイしに、銀座和光まで行ってみて!

来年2011年からは ニューヨークでもHappy Doll がスタートします。




Marianna and Asako - Happy holidays!


12月のニューヨークは、クリスマスコンサートが毎日のように、いろいろな所で行われています。
どれもこれも聞きにいきたいけれど、体は1つ。どれにしようかと、選ぶだけでも一苦労。


その中で、一番最近、とても感動的だった2つのステキなミステリオ関係のイベントを紹介しましょう。

2005年のミステリオサマーキャンプでミュージックデイレクターとして参加してくださったニューヨーク在住のMarianna Rosett

彼女はクラシックのピアニストであり、ピアノの先生であり、作曲家であり、そして何が一番すごいかって、彼女はクラシックの即興家なのです。即興は英語でImprovisation。即興という言葉通り、その場で音楽をクリエートしてしまう彼女の技はすぐれもの。

そのMarianna が二枚組の素晴らしいCD "Parallelas" の記念リリースパーテイー とミステリオの10周年のお祝いを兼ねたコンサート&カクテルパーテイーが行われました。

場所はセントラルパーク沿いに住んでいるお友達のアパート。ミステリオ誕生後、10年間に渡り、これまでミステリオをサポートしてくれた仲間や友だち、実際にミステリオに参加してくれたスタッフや家族の約50人が集り、ホリデー気分を味わいました。中には東京から、今年カウンセラ−役をつとめてくれた Natsukiとも久しぶりに再会。

演奏会の最後を飾って、Marianna がその場でパッと即興をしてくださった2曲。
1曲目のタイトルはNOZOMI。2曲目は、I will move mountains のMarianna版。
この2曲は、NOZOMII will move mountainsを、それぞれクリックして聞いてくださいね。

さて、お次は、田村麻子さんのホリデーコンサートが厳かな気分の中、St. Steven's Churchで行われました。1つ1つの歌詞の意味をしっかりと体と心で感じとり、それはそれは丁寧に唄いあげる麻子さん。彼女の声を聞いていると、なぜか涙が出てきてしまう。これはきっと、自分の心の中が、彼女の歌声によって、洗われていくような気持ちになるからだと思うのです。

日本からどうしてもグランドピアノをある学校に寄付したいという彼女の夢が叶い、グランドピアノを寄付してくださった方も一緒に、今年の夏はベトナムへ渡り、チャリテイーコンサートをなさった麻子さん。来年春には、ロンドンのロイアルアルバートホールで、蝶々夫人(Madam Butterfly)主役も決まり、歌を通して数々のMake A Difference を成し遂げている麻子さん、今後、ますます世界中で大活躍なさることでしょう。

ベトナムの様子はこちらをクリック:http://www.youtube.com/watch?v=d2epctqxiZc

これで気分はしっかりクリスマス。あとは来週後半、日本上陸の為に、ここ5日間はその準備で大忙し!!!

MSTERIO REUNION Part 1


12月になると、急になんだか忙しくなる。


パーテイーやホリデーコンサート、友達同士や仕事関係の集りやら、1日24時間以上あったら、どんなにいいだろう、と思うのが12月。

こういろんなことが続くと、夜遅くまえ飲み食べする量が急に増え、その上、家に戻ってきてすぐにバタンキューと寝てしまう、なんてことも起ってくる。

そうすると次の朝が大変。起きたときに、何となく、おなかがもたれ気味だったり、塩気とりすぎで、顔がちょっとはれぼったい、なんてこともある。

そういう時は、思い切り運動をして汗を流すか、夜のお出かけを少し控えるか、、、なんてことの連続。

そんな中、久しぶりにミステリオの仲間が集まった!しばらくぶりに会ったみんな、でもやっぱり夏一緒に過ごしたあの時間があるから、久しぶりでも全然違和感がない。不思議。だからやっぱりミステリオ!

Another Thanksgiving Parade??



買い物にでかけようと、アパートからほんの5分くらいのところで不思議な光景に遭遇。


大きな七面鳥やらスヌーピーの巨大なバルーンが空を飛んでるし、それを見ている人たちが、全員風船持ってるし。ええええっ、Thanksgiving = 感謝祭は10日前に終ったはずなのに、、、。なんで、またパレードが行われているんだろう!!!

人の波にのまれるように、思わず観衆に混じってパレードを見ていたら、スピーカーを通して大きな声でCUTという声がいきなり聞こえてきた。

これ、なんですか? とお隣さんに訪ねると、映画の撮影だよ、と教えてくれた。

そうだったんだ、これで納得。で、どんな映画なんですか、と訪ねると、TOWER HEIST というコメデイー映画らしい。

どんな俳優さんが登場するんですか、と聞いたら、そのキャステイングにびっくり。有名人ばっかり。例えば、Eddie Murphy, Ben Stiller, Tea Leoni, Basey Affleck それにMatthew Broderickと超豪華キャスト。そしてこの映画の舞台にはニューヨーク・マンハッタン、しかも家の近所らしい。

きっとこれからも、撮影隊と遭遇することがいっぱいあるような予感がする。

映画上映公開予定は来年の11月公開になったら絶対に観に行くぞ!

Anthony is doing well!

今年の夏のサマーキャンプ中に、急病で入院することになったアートデイレクターのANTHONY。あの時は、本当に心配だったけれど、今はカリフォルニア・サンタモニカでとても元気にしていますよ。


ANTHONYは、ショッピングカートを使ってクリスマスツリーを作るアーチストとしても有名。

この写真、車いすに乗って私達が東京に帰るキャンプ最終日、病院の前でさようならを言うために、待っていてくれたアンソニー、そして もう1枚の写真は、ショッピングカートのクリスマスツリーを見に、アリゾナからアンソニーに会いにいらしたお母様の写真です。

やっぱり、似てるなあ、お母様とアンソニー!

Happy Holidays, Peace, Anthony!



見てみて〜〜〜〜〜アンソニーのショッピングカート・ツリーに、ブルーのきれいなライトが見事に点灯されました!


ショッピングカートがこんな素晴らしいアートになっちゃう、これもMake a Difference.

Look, everyone! Here is an Anthony's art work - Shopping cart Christmas Tree.
This would definitely make everyone so happy and cheerful during a holiday seasons.

TWO Christmas Trees in NY and Santa Monica




11月30日夜、待ちに待ったニューヨークのロックフェラーセンターの巨大クリスマスツリーの点灯セレモニーイベントが行われました。

今年のツリーは高さは22メートル、重さは12トン。LED(=発光ダイオード)3万個も飾り付けられ、電源は太陽パネルを使用と、エコ環境のことも考えているところがいいですね。

毎年このツリー選びは、各地から自分の庭のツリーをドネーションしたいと希望する人たちが殺到する中、厳選な審査が行われた上で決定されます。そして、今年のツリーに選ばれたラッキーファミリーは、NY郊外に住むActonさんファミリー。お父さんのPeter Acton さんは12年の経験を持ったFireman=消防士、しかも2001年9.11には、グランドゼロ=Ground Zeroで任務を全うしたファイアーファイター。

彼のお庭にあったこの木は、75年もの。(写真提供New York Post) 点灯セレモニーでインタビューを受けたPeterさんは、9.11で亡くなった人たちの冥福を祈るように、このツリーがきらきらと輝きながら、大勢の人たちに幸せを与えられたら、これ以上うれしいことはない、と語っていました。 このツリーでたくさんのMake a Differenceが生まれる、ステキなことですね!

このツリーは来年1月7日までロックフェラーセンターで見ることができますよ。

点灯瞬間の映像はここをクリック

そして、、、、、前のブログにも書いたように、ロスアンジェルス・サンタモニカに住むミステリオのアートデイレクタ−のアンソニーが建てたショッピングカートのクリスマスツリーも完成しましたよ。 

Happy Thanksgiving!



11月最終木曜日はアメリカの感謝祭=Thanksgiving Dayの祭日です。


この日は、各家庭の味自慢大会と言われるほど、自慢のレシピーに腕をふるってお料理に励む日。ターキー=七面鳥の丸焼きに野菜の付け合わせ、デザートにはパンプキンパイを食べるというのが習慣です。

宗教や人種の異なるアメリカで、唯一国中が同じ目的でお祝いをするというこのThanksgivingは、いかに誰が一番”おなか一杯”になるか、という競い合い??にもなる日、家族や仲のよい友達と過ごす大切な1日です。

ニューヨークでは、Macy'sというデパートが1942年から毎年開催しているパレードがとても有名です。朝9時から始まるこのバレードでは、その年に人気のあったキャラクターの巨大なバルーンや、永遠のアイドルキャラクターたちがたくさん空を舞いながら行進します。バレードの最後には、サンタさんがソリに乗って登場。サンタさんは、この日から世界中にプレゼントを届けに出発!

今年は久しぶりに、双子の義娘Victoria&Jennifer、Josh、お姉さんBarbaraの夫婦と2人の姪御たちの8人が、それぞれがこの1年を通して感謝の気持ちを伝えたい人や出来事を発表しあい、わきあいあいの夕食会となりました。

写真は家の窓から撮ったスパイダーマンのバルーンと、私達8人がぺろりと食べてしまったターキー。

最後に、アメリカ国民に送られたオバマ大統領のメッセージをみなさんにも!

Friend --

When Michelle and I sit down with our family to give thanks today, I want you to know that we'll be especially grateful for folks like you.

Everything we have been able to accomplish in the last two years was possible because you have been willing to work for it and organize for it.

And every time we face a setback, or when progress doesn't happen as quickly as we would like, we know that you'll be right there with us, ready to fight another day.

So I want to thank you -- for everything.

I also hope you'll join me in taking a moment to remember that the freedoms and security we enjoy as Americans are protected by the brave men and women of the United States Armed Forces. These patriots are willing to lay down their lives in our defense, and each of us owes them and their families a debt of gratitude.

Have a wonderful day, and God bless.

Barack


BRAVO GOHEI!


今年の夏、ミステリオ・スイートチャリテイーコンサートに出演、その直後ミステリオサマーキャンプで、ミュージック・デイレクタ−を務めてくださったNISHIKAWA GOHEIさんのリサイタルが、昨晩、ニューヨークのカーネギーホール Weill Recital Hallで行われました。チケット完売。


会場にはMarianna, Asako, Nao, Yasuko, Rasheem, Simon や何人かのキャンパーたちの、なつかしいミステリオの仲間の顔も見かけましたよ。

今回は北海道からいらしたソプラノの歌手・ 高橋雅子さんの伴奏、そして彼自身のソロ演奏と、最初から最後まで出ずっぱりのGOHEI。

プログラムの1部は、みんなに馴染みのあるオペラや宮崎駿(はやお)の映画作品主題歌でスタート。後半はミュージカルから有名な曲を3曲。私が感動したのは、1部の最後の曲。だって、なんとこの夏のサマーキャンプでテイーンズたちが見事な演技と歌唱力を見せてくれた”あの”Sound of Musicの最後の曲、『Climb Every Mountain=すべての山に登れ』だったのです。まるであのキャンプ場の美しい山々が見えてくるような感動でした。

そしていよいよ2部、GOHEIのソロ演奏

荘厳で緊張感に包まれた空気の中、まずプーランク作曲の即興曲第15番で幕を開いたGOHEI。この曲そのものが持つ美しくせつない旋律に、少しづつ観客の心に響き渡り始めました。

2曲目はメンデルスゾーン作曲の無言歌集。この曲は、2つの旋律がそれは美しく交互に、まるで恋人同士が二重奏を奏でるかのような曲。この時には、すでに観客全員がGOHEIの演奏に完全にとりこ状態。表現力、彼の人間性、今まで培ってきた努力、そのすべてがホールいっぱいに響き渡り、私達の心に癒しを与えてくれたのです。

3&4曲目は、ショパンのノクターンの中でも、最もドラマチックな作品と言われている作品48-1、そしてスクリャービン作曲のエチュード 作品8-12。こちらは、最後まで途切れなく続く右手のオクターブと、左手は一瞬の休みなく最後まで音が動き続ける、というそれは高度なテクニックを必要とされる難しい曲を演奏してくれたGOHEI。

1999年、将来すばらしいピアニストになると約束されNYに渡ったGOHEI。2005年その彼を襲ったディストニア(dystonia)という神経性の病気。両手の演奏機能を完全に失い、ドクター全員から完治は不可能と言われながらも、あきらめずに自分なりのリハビリを続けた彼。少しづつ右手の機能が快復し続け、今は右指が4本、左指が2本が動くようになったGOHEI。

人の何十倍も練習をしなくてはスタート地点にも立てない、緊張しすぎても、指の動きが悪くなる、というハンデイーを持ちながらも、昨晩の彼の演奏は、まるで彼に何か特別な光があたったかのような素晴らしさでした。

2人の演奏が終ったその瞬間、盛大な拍手と会場を埋め尽くした観客全員が一斉に総立ち。鳴り止まない拍手に、思わずGOHEIの頬に涙がすーっと流れていました。

あの異常なほどの観客の熱気はどこから来たんだろう、と考えた時、彼の演奏の内容はもちろんのこと、GOHEIを応援したいと思うとてつもない大きなエネルギ−と、彼を見守るみんなの大きな愛の力があったからだと心から感じました。

もう大丈夫、GOHEIはこれから指の障害を持っていようとも、これだけのニューヨーカーたちが応援してくれる中で、どんどん力を出して演奏活動をしていけると思う。

たくさんのMake a Differeceを示してくれたGOHEI、ありがとう。

おめでとう、雅子さん。BRAVO、GOHEI!!! (写真撮影は絶対禁止なのですが、内緒でそっと撮った写真を掲載しちゃいます。)